お部屋探しのポイント

お部屋探しをするのに、むやみやたらに探しても良い物件は見つけることができません。
お部屋探しのポイントを知っていれば、良い物件を見つけやすいです。
元不動産会社勤務の私がお部屋探しのポイントを教えます。

①住みたい場所(駅)を決めておく

まず最初に言っておきたいのは、憧れの場所を住む場所にするのは止めた方がいいです。
何故なら、憧れの場所=住みやすい場所ではないからです。
金持ちは別ですけど。

例えば、新宿であれば物件にもよりますが、1Kの家賃は13万円。
それが、新宿から中央線・総武線各駅停車で9分(快速なら7分)の高円寺なら
9万円と新宿より4万円も安くなります。

新宿で高い家賃でおまけに狭い部屋に住むよりも、
このように安い家賃でしかも広い部屋に住んだ方が断然いいですよね。

人混みも新宿より少ないし、タクシーなら3,000円弱で行けるので
新宿勤務の方にはお勧めの場所ですね。
たったの9分の違いでこんなに安くなるなら、私は断然高円寺に住みたいです。

生活の質が落ちない場所で物件を借りて下さい。

あと、希望の駅が決まったら、普段からその駅の近所を歩いてみましょう。
歩くことで、その地域のお店の場所や雰囲気が分かります。

もしかしたら、まだ広告に掲載されていない新築物件に出会えるかもしれません。
新築物件は大体3ヶ月前くらいから募集開始するので、その前に出会えればラッキーです。
恐らくのぼりか看板が立っているので不動産会社が分かると思います。
もし分からなければ、大工の人に聞けば教えてくれます。

不動産会社時代、私も待ち合わせ場所に早く着いた時は近所を歩いて、
新築物件を探していました。
余談ですが、客付けできる物件を登録できたら歩合がもらます。
そして、お店に入ったりしてその地域の特長を掴んだりしていました。

あと、大学生に気を付けた方がいいことですが、
絶対に大学の近所で物件を借りないで下さい。
2駅以上の場所で物件を借りて下さい。

私ではありませんが、友人が大学の近所で物件を借りたら、
同級生のたまり場になってしまいました。
私も遊びに行っていたのですが、私だったら嫌なので大学の近所は絶対避けます。

②希望条件はゆとりを持つこと

不動産検索サイトでは、家賃、間取り、面積、
駅からの徒歩時間、築年数、住所、駅・路線などで検索できます。

これらの条件を希望条件どおりで検索してしまうと、
ちょっとだけ条件が合わない理想に近い物件を見逃してしまいます。

例えば、家賃でいえば10万円の家賃を希望しているなら、上限を10万5千円で設定して下さい。
もしかしたら、10万2千円で好条件の物件があるかもしれません。
2千円は何か節約するか、2千円なら家賃交渉をお願いすれば、
繁忙期でなければ下げてくれるかもしれません。

駅からの徒歩時間でいえば、10分を希望しているなら、15分で設定して下さい。
築年数でいえば、10年を希望しているなら、15年で設定して下さい。
希望の駅から2つ遠い駅まで広げて設定して下さい。

このように検索すれば、好条件の物件を見つけることができる可能性が高くなります。

前回書きましたが、お部屋探しは妥協が必要です。
希望が叶った完璧な物件はほぼないといっていいでしょう。
例えば、築年数以外はほぼ希望条件どおりだったら、妥協して下さい。

また、希望条件はゆとりを持つことで良い物件を見つけることができます。

③時期を変えてお部屋を探す

進学や転勤の多い1月~4月初旬が賃貸の繁忙期と言われています。
私も現役時代はこの時期は内見の嵐で忙しくて、お昼休みいつも夕方でした。

繁忙期の時期は、まだ住んでいる場合があるので、お部屋の中は見れなく、
場所だけ見て、内見をしなくても決まることはしょっちゅうです。
このように焦って決めて失敗したなんて話もあります。

しかも大家が家賃を上げる場合があります。
それでも契約が決まっていくのです。

しかも、繁忙期では、今は引越しが出来ない引越し難民が発生しています。
引越し料金も通常の倍なんていう話も聞こえてきてます。

もし急いでなければ、この時期は避けて探すのも手です。

ここで、元不動産会社の私だから知っている、私も使用したことがある
お宝物件の探し方を教えます。

それは、自分の希望条件に合った4月10日前後以降に入居できる物件を探して下さい。

皆さん、4月から進学、社会人デビュー、転勤なので、
3月末か4月初旬までに入居したい人がほとんどです。

逆に、退去する人は3月末が多いので、
原状回復や掃除が1週間から10日くらい掛かるので4月10日以降の物件が狙い目です。
さらに、3月中旬くらいに退去した物件も修理業者や掃除業者も繁忙期で、
3月末までに追いつかなく、入居日が4月10日以降なるのです。
だから、4月10日以降はお宝物件を見つけることができます。

入居日までの間は、ホテルやマンスリーマンションで過ごせばいいだけです。

④不動産会社での注意点

希望通りの物件が見つかったら、内見したいと不動産会社に連絡します。
そこで、「もうその物件は決まってしまいました。」と言われることがあります。

これが、何回も続くとそれは「おとり物件」の可能性があります。
私はやっていませんが、やっていた業者は何度も見ています。

「おとり物件」とは、条件の良い物件を広告に載せているが、
実際は存在しない、もしくは取引の意思がない物件です。
悪徳不動産会社は、「おとり物件」をエサにして他の物件に導くのです。

正直、不動産会社の社員でないと見極めが難しいです。
ただ、条件の良い物件が何ヶ月もずっと広告に載っていたら、
それは「おとり物件」の可能性があります。

良い物件を見つけるには、広告が更新されたら、すぐ問い合わせするしかありません。
早めの行動を心掛けて下さい。

出来れば不動産会社は2、3社訪ねてみましょう。
良い物件に出会えるかもしれません。

あと、良い不動産会社の見極め方法として、免許証番号が目安の1つとなります。
不動産会社の事務所に宅地建物取引業者票の標識が掲示してあり、そこに免許証番号
「国土交通大臣もしくは東京都知事(5)第○○○○号」が載っています。
括弧内の「(5)」というのが免許の更新の回数になります。

免許更新は5年に1度更新されます。
だからこの不動産会社は6年目から10年目の会社となります。
数字が大きければ長年続いている証拠です。

悪徳不動産会社でも長年継続している会社もありますので、あくまで目安になります。

⑤家賃交渉

気に入った物件があって、予算より3,000円高かったとします。
あなたなら泣く泣く諦めますか?

家賃を下げる方法を元不動産会社勤務の私が教えます。
それは家賃交渉です。

繁忙期以外で、ちょっとの金額なら大家さんは家賃を下げてくれます。
大家さんにとっては、お部屋がずっと空いているより
多少安くなっても毎月収入が入る方が助かるんです。

方法としては、不動産会社の社員に「家賃○○円下がらないですか?」と言えば、
大家さんと交渉してくれます。

ただし、家賃交渉できるのは不動産会社の担当物件だけです。
他社物件の家賃の値下げは厳しいと思います。

これらのことをやれば、良い物件を見つけられると思います。
良い物件に出会えることを祈っています。

→ 部屋探し記事まとめ

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