お部屋探しの条件について

お部屋探しの条件として、収入(月収)、建物構造、間取り、
場所、間取りなどが挙げられます。
これを細かく説明していきます。

①収入(月収)

収入(月収)が部屋を決める上で一番重要だと思います。
まず収入から逆算して家賃の目安を決めましょう。

毎月の支出は人によって変わるので、あくまで目安になりますが、
月収(手取り)の3分の1以下がいいでしょう。
生活費を計算して、貯金ができる家賃上限にして下さい。

例えば、18万円の月収であれば6万円以下の家賃、
24万円の月収であれば8万円以下の家賃、
30万円の月収であれば10万円以下の家賃が目安になります。

ボーナスや残業代などは突然無くなる場合がありますので、
収入として考えないで下さい。

もし気に入った物件に住んだとしても、
家賃のために食費を削ったり、習い事を辞めたりして、
生活水準を下げたら気分が落ち込むでしょう。

何があるかわかりませんので、貯金が出来るゆとりのある生活をして下さい。
また2年後には更新料などが必要になりますので頭に入れておいて下さい。

※ここでいう家賃は、家賃以外の費用も含むと考えて下さい。
物件によっては、管理費(共益費)、水道代、駐車場代などが必要となります

②建物構造

賃貸図面を見ると、その物件の建物構造が載っています。
木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造(RC)、鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC)の4つが代表例です。

建物構造によりメリット、デメリットがありますので、自分に合った物件を選んで下さい。

●木造
木材を使用して造られた建物です。
家賃は安いが、音が響きやすい。

●鉄骨造
骨組に鉄骨を使用して造られた建物です。
強度・耐震性は高いが、結露が起きやすい。

●鉄筋コンクリート造
主に柱や梁など建物の骨格部分を構成する際、鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを打ち込んで造られた建物です。
耐火性・耐震性に優れていて、防音性が高いが、家賃が高く、結露が起きやすい。

●鉄筋鉄骨コンクリート造
鉄骨の柱の周囲に鉄筋を組み、コンクリートを打ち込んで造られた建物です。
耐火性・耐震性に優れていて、防音性が高いが、家賃が高く、結露が起きやすい。

③間取り

間取りは、通常1R、1K、1DK、1LDK、2LDK、3LDKなどと図面に表示されています。
R=ルーム
K=キッチン
D=ダイニング
L=リビング

1Rは1部屋で部屋とキッチンの区切りがありません。
1Kは1部屋+キッチンで、扉などで部屋とキッチンが分けられています。
1DKは1部屋+ダイニングキッチン(キッチンが4.5~8畳未満)。
1LDKは1部屋+ダイニングキッチン(キッチンが8畳以上)。
2DKは1部屋+ダイニングキッチン(キッチンが6~10畳未満)。
2LDKは1部屋+ダイニングキッチン(キッチンが10畳以上)。
後は部屋数が増えるだけです。

あと「S」という表示がたまに出てきますが、
これは、サービスルーム(納戸)です。
基準以上の採光面積に足りなく、
建築基準法では居間として認められない居室です。

部屋を借りる目安として、
・1R~1LDKは1人
・1LDK~2LDKは2人
・3DK~3LDKは3人以上

④場所

学校や勤務先を考えてお部屋探しをする人がほとんどだと思います。
まず、学校や勤務先からどの位時間を通学・通勤時間に使えるのか決めて下さい。

当たり前ですが、都心部から離れるにつれ家賃は下がります。
学校や勤務先が同じ沿線上の近くにあれば当然家賃は高いはずです。

予算に合わなければ、乗り換えを1回しましょう。
乗車時間は掛かりますが、これだけで家賃は大分下がると思います。

あと、コンビニやスーパーマーケットが徒歩圏内にあると便利です。
車があれば駐車場が必要ですので、郊外をお勧めします。

あと女性であれば治安の良い場所を選びましょう。
交番や警察署が近くにあればグッドです。

場所が決まったら、現地に行って1度歩いてみて、
その場所がどんな雰囲気か確かめて見ましょう。
コンビニやスーパーマーケット、お店、ドラッグストア、病院などを確認して、
自分の希望と合っているか確認して下さい。

物件を決める前でいいですが、特に女性は夜歩いてみて治安を確認して下さい。
昼と夜では、雰囲気が全然違う場合があります。
道路の街路灯がちゃんと当たっているかも確認して下さい。

⑤妥協も大切

私が不動産会社に勤務していた時にお客様に必ず伝えていたことがあります。
それは妥協です。
閑散期なら別ですが、お客様が希望する条件を全てクリアできる物件はほとんどありません。

だから、これは外せない条件というのを3つ以内で決めて下さい。
初めてお部屋探しする人は、条件を全てクリアできないとがっかりしますが、
そんな物件は滅多にありません。

バス・トイレ別で○万円と相場価格の3万円以下の家賃を条件で平気で言ってきます。
だからそういう人には、バス・トイレ別で○万円であれば、ここから電車で1時間以上、
ユニットバスであれば、希望の○万円の家賃で電車で30分で物件がありますよと説明し、
バス・トイレ別を優先するのか、家賃を優先するのか決めてもらいます。

例えば家賃は8万円以内、2階以上、駅から10分以内、これが絶対条件ですと言えば、
こいつ不動産を知っているなと思い不動産会社は良い物件を見つけてくれます。

担当者の中には、公開していない物件を持っている人もいます。
そういう人気物件は、広告に載せると他社が契約したり、すぐ契約になるので、
公開せずに自分のお客様だけに紹介します。
こんな人気物件に出会えたらラッキーです。

出来れば、不動産会社に訪れる前に希望場所の家賃などを調べましょう。
今は不動産サイトが沢山あるので簡単に調べられます。
良い物件に出会えることを祈っています。

→ 部屋探し記事まとめ

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です